健康アドバイス
vol.03「10月20日は頭髪の日:髪と頭皮を大切に!」
10月20日は、その日にちなんで頭髪の日。夏の強い日差しをあびて、髪や頭皮も大きなダメージを受けています。今回は頭髪の日にちなんで「髪と頭皮を大切に!」をテーマにお届けします。
●髪の一生
髪の毛の寿命は男性で4~5年、女性で4~6年です。一生を終えた髪の代わりに、新しい髪が毎日生まれています。髪の毛のヘアサイクルは1本1本異なるので、まとめて抜けることはありません。髪は1日に0.3~0.5mm伸びると言われています。1ヶ月で約1.2cmです。もちろん個人差があります。ヘアサイクルから計算すると、1日に50~100本抜けるのは正常です。それ以上抜ける場合は抜け毛を確認してみましょう。抜け毛が細かったり、短かったり、まとめて抜けたりする場合は異常脱毛の可能性があります。原因は、過剰なストレス、薬などによるホルモンバランスの崩れ、体力の低下、遺伝などが考えられます。まずは、お医者さんに相談することをお勧めします。
●髪の健康:決め手はシャンプー前の「ブラッシング・・・」
シャンプーは頭皮の古い角質や汚れを落とすことが目的です。実はシャンプー前の「ブラッシング」と「プレーンシャンプー」だけで、髪の汚れの70%を落とすことができます。髪が絡んだままシャンプーすると、髪が傷む原因になります。シャンプー前にブラッシングすることで、髪についたフケや汚れも落ちやすく、皮脂の浮き上がりも良くなり、少しのシャンプー剤で泡立ちもよく、効果的にシャンプーが行えます。「プレーンシャンプー」とはブラッシング後、少し熱めの温度設定で2~3分、充分にシャワーを当てることです。ワックスなどのスタイリング剤を使っている人は特に念入りに「プレーンシャンプー」を行いましょう。
●頭皮を洗おう
シャンプー剤は直接髪につけるのではなく、手のひらでよくなじませてから髪に塗布します。基本的に洗うのは頭皮です。痒みがある場合でも、爪を立てるのは逆効果。指の腹でマッサージするように丁寧に洗いましょう。前頭部や後頭部は特に皮脂が多いので念入りに!
●すすぎが重要
シャンプー剤や老廃物が頭皮に残ると、いやなニオイやフケ・痒みの原因になります。すすぎ残しの多い耳の後ろや額の生え際はしっかりとすすぎましょう。最低でも3分以上、シャンプーの2倍くらいの時間をかけて、シャワーで丁寧に洗い流してください。
その他の注意点
リンスやトリートメントは頭皮につけない。タオルドライで8割がた充分に水気をふき取ってから、頭皮をドライヤーで短時間に乾かし、濡れたままにしない。細菌が繁殖してフケ・痒みの原因になります。また、頭皮の血行が悪くなり髪に栄養が届かなくなります。
●顔の「しわ・たるみ」の原因?
顔は頭皮と繋がっています。頭皮が健康に保たれていないと「しわやたるみ」の原因になります。肩がこるように頭皮もこります。頭皮がこると硬くなり血行が悪くなります。まず、指のはらを地肌につけ頭皮を動かします。動かすとき、指を動かすのではなく指を密着させて頭皮を動かすように意識してください。指の位置を少しずつずらし頭全体の頭皮を動かしましょう。頭がどんより重い時や、気分をリフレッシュしたい時にも効果抜群です。