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健康アドバイス

vol.05「花粉症の予防法」

日差しが和らぎ、春も近いと感じる頃、花粉症の季節がやって参りました。毎年この時期になると憂うつになる方も多いのではないでしょうか。今回は、花粉症についてご案内いたします。

●花粉症は、スギやヒノキ等の植物の花粉によって生じるアレルギー症状を指します。花粉が入るとくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目などの症状が生じ、まれに喉が痛くなったり、発熱する場合もあります。

●日本国土に占めるスギの面積が12%と大きい為、花粉症の約70%はスギ花粉症だと推測されています。24時間で1cm×1cm当たり、スギ花粉が1個以上2日続けて観測された初日をスギ花粉飛散開始日としており、例年この日以降花粉が一気に飛び始めるとされています。北海道では花粉の飛散は少なく、沖縄にはスギが生息しない為観測から除かれています。

●花粉が多く飛ぶ天気図というものもあります。花粉は高気圧に覆われて雨が降らず、暖かい日に多く飛びます。しかし、日本海側に低気圧が進む場合も、強い南風が吹いて気温が上昇して花粉が飛散し、南風に乗って飛んで行きます。日本海側に低気圧があってあまり日差しの無い日でも花粉が多く飛ぶので十分注意が必要です。

▽花粉症の予防法

花粉の飛ばないスギの木の研究が進んでいて、スギ花粉の飛散量は減少していくのではと言われていますが、それも数十年後のお話。その時を待っているわけにはいきません。やはり日頃の予防が大切です。

●花粉の飛散が多い日は外出を控えるのが一番です。花粉は晴れて気温が高い日や乾燥して風が強い日に多く飛びますが、特に雨の日の翌日に晴れた日は雨で地面に落ちた花粉が一斉に舞い上がるので注意が必要です。時間帯ではお昼前後に飛散量が最大になり、夕方も気温が下がってくると上空の花粉が地上まで降りてくるので再び花粉量が増加します。

しかし家にこもりきりというわけにもいきません。花粉の飛散が多い時に外出する場合にはマスクやメガネを携帯しましょう。マスクは花粉を吸い込んでしまうのを防ぐという意味で重要ですが、突然出てしまう鼻水対策にもなります。目の粘膜に花粉を付けないようにするにはメガネが有効で、最近は花粉症専用のメガネも販売されているそうです。花粉が付着しやすい表面がケバケバした毛織物などのコートも避けましょう。外出して家に帰ったらまず、玄関前でコート等をはたいて花粉を落とし、少しでも花粉を家の中に入れないようにしましょう。また洗顔、うがいをして鼻をかみ、目を洗うのも効果があります。

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